ラアライラ神謡吟葉集

其は意志ある星屑が大素神     ≫ソワラアライラガオオモトガミ

ララ=ラアライラ は斯く        ≫ララ=ラアライラ ワカク

何処に顕れ               ≫イヅコニアラワレ

何処に去り往き             ≫イヅコニサリユキ

無限の神謡を              ≫ムゲンノユジカヲ

興り亡せり                ≫オリナセリ




或る界廊が一つの話         ≫アルカイロウガヒトツノハナシ

言霊幸う国が理に似て        ≫コトダマニギワウクニガコトワリニニテ

非なる処                 ≫ヒナルトコロ

天空に諸う精霊が帝家        ≫アマカゼニオウスミタマガカムカ

星霊衆座いて             ≫カミガミスマイテ

大地を睨むに至る           ≫ダイチヲニラムニイタル


古妖精が代過ぎ            ≫センニンガヤスギ

妖精が時代の首            ≫ヒトガヨノカゾエ

妖狐族が栄華をも           ≫エルヘスゾクガエイガオモ

儒命人が砕きては           ≫ハカナビトガクダキテハ

瓦礫が上に               ≫ナキガラガウエニ

灰雲を巻く塔を立てたり        ≫クラケムオマクビルオタテタリ




其の蒸氣を操る代も軈て        ≫ソノカミカゼヲクルヨモヤガテ

星霊衆が興に遭いて          ≫カミガミガオモシニアイテ

星霜つ鉄槌は降り砕き         ≫アマツメイスワフリタタキ

大地蟠暗に包まるる           ≫ダイチワダヤミニツツマルル


紀は紡ぎて 刻は儒命人が代     ≫トセハツムギテ トキハカナビトガヨ

百國繚乱が 沌争鉄火に至り      ≫ハクロウランガ ハテナキイクサニイタリ

得物を穿きては 法下の横道を謳い  ≫エモノヲハキテハ ヒノメノオウドをウタイ

辜無き葦を掬ては 糧金を報わり    ≫センナキタミヲスキテハ カテネヲムクワリ

淀む浮世を跋扈する            ≫ヨドムテンカヲバクコスル

骨張と呼ばれし 無頼の喧客達は   ≫モウザトヨバレシ ブライノヤカラハ

自らを冒鋒者也と増嘯せん        ≫ミズカラヲアドバンスドナリトマフカセン


其が無宿の蝣民を詰めては       ≫ソガムスクノルミンヲツメテハ

用心傭兵冒険云々が           ≫ヨウジンヨウヘイボウケンウンヌンガ

口入れ稼業を敷きて            ≫クチイレカギョウヲシキテ

大陸規模に渡り商う            ≫オオグニキボにワタリアキナウ

御大尽たる組織をば            ≫オダジンタルヨルベヲバ

冒鋒酒宿行会と呼びにけり        ≫アドバンストライブインギルドトヨビニケリ


屑塵が相相 志命を挙ぎつつ       ≫イノリタチガソウソウ マコトヲアギツツ

性精に凝り 霊な氣れ律さば       ≫オニニコリ オボロナナガレタダサバ

意を体ねて 葉の黎鬨は明かる     ≫イヲタバネテ ヨノウブゴエハアカル



刻は 息吹く物が代             ≫トキハ イキブクノモノガヨ

太平の禊を 報わんが因に         ≫タイヘイノヤスラギヲ ムクワンガタメニ

風潮を騒ぐる 旋律が由縁を         ≫カザナミヲサワグル キザナミガエニシヲ

辞み 呪き 繰り咄し 式縛り        ≫イナミ アガナキ クリダシ シバリ

幾精霊を操駆る阿云音 現わるる    ≫イクコダマヲタバカルアギト アラワルル

是 精言霊と銘為す由縁也        ≫コレ スミイルコトダマトユイナスユエナリ



其は 当然として望むれば         ≫ソハ トウゼントシテノゾムレバ

通力と為す 天地が理の要        ≫チカラトナス アララガコトワリノカナメ

星霊 は 星霊 とて             ≫カミ ハ カミ トテ

衆息 の信奉を 担がる本とは      ≫タミ ノイノリヲ カヅガルモトハ

皆皆が仰ぎ識らば 其の供精を      ≫ミナミナガアオギヨラバ ソノエナヲ

此の身に 注がると為ふこと        ≫コノミ ススガルトイウコト

己自神も 大い成ると為ふこと       ≫オノジシンモ オオイナルトイウコト

民族 の信仰を高むるとは         ≫タミノ ノイノリヲ タカムルトハ

他そ神 が精氣を削ぐも方向       ≫ヨソミ ガエナヲソグモカタムキ

是 天つ斗さ が興りし由縁也      ≫コレ アマツイクサ ガオコリシユエナリ



紀は此世が創らるも 未だ若き代     ≫トセハコノヨガツクラルモ イマダワカキヨ

古妖精 も 古妖精 として        ≫マウモノ モ マウモノ トシテ

齣豊に抜るべく 政権を懸け        ≫カクユタカニイクルベク マツリヌシヲカケ

星霊衆も己を懇す 種族が為       ≫カミガミモオノヲネモコロス ヤノコガタメ

蒸氣 と 月下                 ≫クモ ト ソラ

黄金 と 雷                 ≫ヒカリ ト イカズチ

水銀 と 鉱                 ≫テツ ト カネ

石油 と 海                 ≫クロウミ ト アヲイヅミ

が 霊帝と呼ばるる              ≫ガ オオルルトヨバルル

星つ精霊畏君達が 分通魂        ≫アマツスムカシコキミタチガ ワケミタマ

御稷柱据納む 諸地英雄を        ≫ゴシキハシラスエオサム モノトチミタリヲ

騎の大元帥 政の大宰           ≫タタカイノオオマサ マツリノオオミコト

帝子 社皇家 と銘指して         ≫カミガミコ スベロウルヤシロ トナザシテ

冠君方に 物資界が統いを授く     ≫コノキミガタニ コノヨガマトロイヲサヅク



其が皇旗の許に 幾年月を懸け     ≫ソガニシキノモトニ イクトシツキヲカケ

互いを覇り狩り 紀を紡がば        ≫タガイヲハリカリ トキヲツムガバ

蒸雷汞硫 が申し子の活くる        ≫カザカミナ ガモウシゴノイクル

剛鉄の時代 と呼ぶ代に到れり      ≫ダマサクソンエイジ トヨブヨビニイタレリ



息とし生き抜かん者           ≫イキトシイキヌカンモノ

努めて霊命を欲つさば         ≫ツトメテジメイヲホツサバ

能く霊質を練るべし            ≫ヨクナカミヲネルベシ

然るに其の神芯のまま         ≫シカルニソノミココロノママ

笑い 躍り 慮い 眠る が業こそ  ≫カゼ ヒ ツチ ミズ ガツトメコソ

生霊が濃く活きる 精醸なり      ≫エナガヨクイキル サライナリ





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