《上つ代》
恨み側の涙皇《真魔》の左の目を形成する


501年 第1期神帝国の崩壊期、とある戦場でジェネディスと魂を削る死闘を幾日も繰り広げた剣憑きマルフレニーザ。その断殺魔の果ては、その眼球より一つの赤い珠が ぽとり と転がり落ち果てた。かつて"剣聖"サイオンがある戦場で、その猟奇の始終をかいまみ、そして恐れた悪夢の再来。
それは今日のように凄惨を重ねたとある大戦。その殺戮の阿鼻叫喚の散魂に引き寄せられ、なかでも逸番の享豪マルフレニーザの眼球に侵蝕してはマルフに獲り憑き、その目から滲血の涙を流しながら 一振りの剣で敵味方5千5百の首級が舞い散った"緋妖の霧"と同じ赤色の固体

*サイオンの師は"蒼朋天師""天上騎士"ネフユノ=アンセリオン=リノルサス(あの天空の蒼い月のリノーラのリノーラ)と文献には残っている
ネフユノは有翼天人ハイ=エルフ(じゃサイオンはそれより強いの?)しかし、霊王崩御と同時に蒼い月のリノーラも絶対凍土の大地に変わり、蒼い月のリノーラの住人達も 騎士アンセリオン 詩者シェンクローヌ 賢師ラニキシュミルの一族をフランティアールに残して 凍土の大地の奥深くに眠りについたといわれている
ウィズはアンセリオン族の子孫である

剣憑きマルフレニーザの眼球、現世での恨み側の涙皇の器を構成
翌日 その戦場で亡き者達の装具を物色をしている追い剥ぎの男

(この男 快楽で 老人女子供 を切り殺せる人格
と ある地方英霊神官長とその侍官との不義密通で生まれた捨て子)

恨み側の涙皇に触れ 初代 リクワイゼル=ギートとして覚醒

502年 ジェネディス=ゴート、"霊人皇"の居城"十二閣"の突入前
マルフレニーザ、イザリネク=ウェレセリアーミラに接触
ヴェルネス=ゴートより先にその邸宅に強襲し、その魂を恨み側の涙皇なる宝石に封じ込めることを提案。イザリネク、今朝は凍季にしては久しぶりの快晴で、機嫌がいいため、軽く承諾。

イザリネク「天気がいいんじゃ、しょーがないねぇ〜」

イザリネク「あんた、我が子を コロす のかい?」


珍しく二人懸かりで、ヴェルネス=ゴートを無傷で捕縛、恨み側の涙皇に吸収

イザリネク「あっ、ついでにあの技を試してみようかな?」

とヴェルネス=ゴートの複製造人(ドール)を王宮に向かわせる。

 

599年 初代 リクワイゼル=ギート、恨み側の涙皇を用い、ジェネディス=ゴートを凍結吸収させる。

初代 リクワイゼル=ギート(マルフレニーザ)「今度は 俺の勝ちだ・・・」

699年  初代 リクワイゼル=ギート、恨み側の涙皇を用い、綾霊人皇女メリルウェーナを誘拐  "第二代憑翳流宗主"ルナフォンヌ=ギートとして"初代憑翳流宗主" ジェネディス=ゴートの殺害を洗脳

799年 初代 リクワイゼル=ギート、恨み側の涙皇を用い、綾霊人皇女メリルウェーナとの約束を守り(・・・。)恨み側の涙皇よりジェネディス=ゴートを解凍放出

800年 初代 リクワイゼル=ギート、ジェネディス=ゴートにメリルウェーナの行方の鍵は我にあると宣言

899年    初代 リクワイゼル=ギート、 "第二代憑翳流宗主"ルナフォンヌ=ギートを、恨み側の涙皇に戻す。

999年 初代 リクワイゼル=ギート、霊命を迎え
恨み側の涙皇に同化、と同時にキルギレアンの魔闘氣の具現神器、狂翼龍−マッド・ドラゴンに変化(!!)イザリネク=ウェレセリアーミラに憑依、イザリネクは 約2000年後 の"三つの赤子"の光景を直感し「存外 イってて イイじゃない」と嗤いながら"意図的に"ルナフォンヌと同身異魂体を許し、胎内に 何か を感じる

1000年     イザリネク=ルナフォンヌ、ソルボンヌ=ギートを懐妊、しかし99年間、胎内で封印し続ける。

1099年 イザリネク=ルナフォンヌ、ソルボンヌ=ギートに同化転生、恨み側の涙皇の内部からの根絶を図る。しかし、ソルボンヌ=ギートが二人の意志を取り押さえて"表現"を差し止める

ソルボンヌ=ギートは満月になると眠るため
ルナフォンヌに「幼態」し
時の遅速をかけ
剣撃や
光撃(魔法)を避けたりする
魔法に波璃弾を爪弾いて「煙消」させる

ソルボンヌ=ギート「ルナフォンヌ?あれは、こわい餓鬼だ」

初代 リクワイゼル=ギート、その目的は大陸中を揺さぶりつつ"無念"や"恨み"の種をまき、その力の蓄積で大地に生まれた混沌を耕すこと。"ドヴェルグ"とは真逆の翳魂として具現。

*もしかして キルギレアン + 腐触 =  ルクセルダン なのかな?

1701年 ジェネディス、長い放浪の末。ソルボンヌ=ギートと遭遇、メリルウェーナの霊氣をソルボンヌ=ギートの中に感知、ルナフォンヌを放出してジェネディスにけしかけソルボンヌ=ギートは逃亡。

    ルナフォンヌ、ジェネディスに襲い掛かり、霊滅。寸前にソルボンヌ=ギートは洗脳をといてメリルウェーナに戻す。

  ジェネディスの触化、メリルウェーナの死肉を食んだ時、失われし神話の鳳の羽根の一枚"聊(ダークネス=ドロップ)"が出現、ジェネディス、徐々にカリソメの人格を幼態形成していく。

3000年 ソルボンヌ=ギート、初代リクワイゼルとして、初代ルクセルダンをこの世界に誘導した後、ふたたび、恨み側の涙皇の中に

イスカーナ大皇国勃興 "初代神帝"ルーンT世 
          現在のイスカーナの版図は大陸の1/5弱
     
"狂龍−マッド・ドラゴン"出現。"聖帝極天昇"、"洗練禁呪光臨"、"滅洞黒燐獄"など爆裂。"神帝"とそのパーティ(計4人)にり討伐される。(生存3人)討伐の後、一人は行方不明。

歴代の憑翳流宗主達に、第二代憑翳流宗主"神を欺きし者"の"最優先主命"として命を狙われ、世に潜伏しながらも力を削がれつつある。初代憑翳流宗主 左腕の禍剣 ジェネディス=ゴート"恨み側の涙皇"をイスカーナの首都のガラクタ市場で 顔のない商人 から、"恨み側の涙皇"を出世払いとして押し売られ、触の蓄積より「発生」した、もう一つの人格、カリソメに完全に憑依されるとき、恨み側の涙皇に吸収され、聊、そして、罪滅、媛魅が出現。一つの剣を形成し恨み側の涙皇(真魔の左瞳、ヴェルネス、ジェネディス、イザリネク、初代リクワイゼル、カリソメ)を解体し

宗家の谺の前で恨み側の涙皇を握り締めたリクワイゼル=ギート(罪滅)
魔塔の前でリジェリア=ウェレセリアーミラ(媛魅)
歌姫の帝邸の前でジェネリラ=ウェレセリアーミラ(聊、ジェネリラに拒絶され いずこへ飛翔していく)
三人の赤子として融合誕生
退神暦 3000 某所
リクワイゼル「隣のこれが分魂の才器
また一段とこの世が終息の地響きを
加速 増徴させる業よ・・・(生まれながらに悠長にしゃべる赤子)」


3016年  リジェリア、シェイ=ラァ魔道学院卒業後、ギルドに

ジェネリラ、伝説のファースト=ルーンの血族、ヨーフクエル=エリュージョンの目がねにかない武術を教わる

3020年  ジェネリラ、歌姫の帝邸の衛エイクスナイトの筆頭に。

3040年  南方の火の砂の民の一青年、ルス。剛性に持ち生まれ、成人すると早速、一族の伝説の戦士"極炎"クラフェット=ギグスを探す旅に出て発見。ギグスを焼き尽くし「クラフェット=ルースレス」として火の砂の民の一族を締める。早速、手始めに主国たる(火の砂の民は南辺境の豪族であったが、ハズギカンド建国後、砂漠に追いやられ従属し、一族の一部も砂漠を出て放浪している)血判の伽務夷が統治するハズギカンドの王城を単独攻略、血判の伽務夷を焼去。そして、総督(まぁ江戸の将軍ですな)を頭とするプロファジース宰府を興すと人材募集を布告、そしてリクワイゼルと出会い、ギルドと憑翳流の存在を教わりリクワイゼルを強敵(とも)として向かえる(最狂コンビ)。そして、総督は集まった人材の中から、スパバール=キリアジョルジュ=スパコーン(略してスーパーバルキリーJJ、スパーク=ルクレア=スパコーン略してスーパーカルクレアーのひいじいさん、後に戦死)を選択、自らは単独、イスカーナの城にて神帝を誘拐、彼の口からプロファジース宰府を興す宣言を強要して、釈放。

リクワイゼル「果ては共倒れ 故に貴様は一目を置こう」
クラフェット「へっ 当然だろ」


3041年 翌年、イスカーナ大皇国はプロファジース宰府に宣戦布告。大軍を派遣し続けるしかし、後にクラフェットそして歴代の憑翳流が、戦の要点で皇国の司令官を暗殺し続け、逆に皇国の南の一部を奪うまでに至り(ギルドも憑翳流が関与しているとは言え、3100年を過ぎる頃には、もう局地的な戦場に投与する人材に余裕がない。たかが小領土の興亡。へたに刺激するとあの"暴れる凶鬼"クラフェットの餌食となる。よって、戦いに参加する者たちの情報の収集にのみ専念)その地域の攻防戦が3141年に停戦終結。そして、皇国の南の一部を除いた領土が当時のプロファジース宰府の総督タンホイズ=ニーベルリング(フローネの父)家の正式な所有地となる。

3042年 クラフェット、今度は憑翳流の全流派に喧嘩を仕掛けていく。

3045年  ジェネリラ、エイクスナイトを引退、シェイ=ラァ魔導学院へ

3055年 ジェネリラ、学院卒業後、諸国を放浪

3069年 諸国を巡検する魔導剣聖イゾーファ=クォーテス、イゾルディオの父タオストオを戦災の街で見つける、タオストオ、イゾーファとの旅の途中にその魔道を教わる

3071年 ジェネリラ、イゾーファと遭遇、彼女の従者に志願

3079 タオストオ、イゾーファを妖女バスキルタ=ウェレセリアーミラに殺害される。タオストオ、魔女の首を刈るため憑翳流に入る
    
    ジェネリラも殺されかけたが、リジェリアに救われる。
ジェネリラ、負傷回復の後、タオストオの捜索とバスキルタを追う旅にでる

3089   タオストオ、当時憑翳流の極空の娘との間にイゾルディオが生まれ、これまたイゾーファの遺言でシェイ=ラァの魔道学院に預ける。翌年、タオストオ、触病死。

3094年 ノービス、デュリアート 宗家の谺を抜け出て ギルドの一員に

ノービス「祭り喧嘩ならともかく
不毛な確執と闘争はご免じゃ」

クラフェット(裏でリクワイゼル) 憑翳流の極空のアリエスを指示して、憑翳流十一代目宋主に擁立、極霊、極炎、極海(クラーケンの弟オーディエンが勝手に宗主を名乗る)それぞれが宗主を名乗る奴を叩き潰し、憑翳流を再び統一、(裏でリクワイゼル)は憑翳流の極霊を名乗り、クラフェットは極炎を名乗る


3101年 リクワイゼル、魔導学院に入り"神童"イゾルディオをかいまみる

3106年  イゾルディオ、学院卒業後、ギルドに入る

3108年 ジェネリラ、バスキルタ=ウェレセリアーミラ、を発見、奥義 崩天撥掌閃(ユークス=ランヴェルニデューム)で粉砕

リジェリア、ジェネリラをギルドに招聘する。

(だからイゾルディオは魔女ウェレセリアーミラの系譜は、仇であり恩人であるため 余計、意識せざるえない 
リクワイゼル「抱き捨てれば他愛のないことだ」・・・そりゃアンタはね・・・)

3114年    "極天"リクワイゼル・ギート 学院卒業後、学院時代の先輩イゾルディオの推挙で魔瞳の一員に

3116年    憑翳流十一代目宋主 アリエス・デュリアート、
老いてからの初息子、アリエスの息子(名前忘れた)神隠しに遭い
触による乱心。弟ノービスがギルドより帰還し
これ を粛正しようとするが、アリエス逃亡。

ノービス「兄者 もはや見苦しいだけぢゃ・・・」

3117年    イゾルディオ・クォーテス 魔瞳の"太師"に就任

リクワイゼル「いかなる 神懸かりの凄術や
触を秤にかけた 巨力を誇ろうとも
息吹く者であるかぎり 
疾く先に魂脈を絶てば これ戦を征するものなり
獅子 吼える前に 犲 喉元に喰い掛かるが如くや」


ノービス「ワシか リク殿 どちらでもよい」
アリエスの息子の件は
リクワイゼルの企みであるとの憑翳流幹部内の噂
ノービス「ふむ皆 がリク殿をもり立てていくなら それでよい」

リクワイゼル・ギート、憑翳流十二代目宋主を名乗る

その翌日

ノービス"紫陽"の鐘守に召し出される

リクワイゼル「翁も含みがおありか・・・」
ノービス「さぁ・・・おっ そーいえば
ギルドへの脱会届けの提出を 忘れてもうてたがなぁ
じゃが ワシとしてやぁ 祭り喧嘩ならともかく
不毛な確執と闘争だきゃ
相変わらずご免にて さらばじゃ な」

(このあとリマジオが宗主になったら
ノービス「やれやれ やっと落ち着いて
腰痛の静養が出来そうぢゃ」といって帰ってくる)

クラフェット「まぁ爺さん
俺との勝負の約束だけは はたして貰うぜ」
ノービス「ふぅ やれやれ…ぢゃが
腰が痛みだしたので ちと  ズル をさせて貰うぞ」
クラフェット「何だっていいさ」
リクワイゼル「その達儀 見修め させてもらう」
ノービス、神還りの禁儀を用い
天氣を集積し祖先の血脈「異星魔神(サタナキアン)」に変化
おまけに若返り
クラフェットを適当にあしらいノービスは宗家の谺を降りていく

3120年      リーフヒーリア、フレニキスを出生とともに他界

3122年    ウェルド州の領主はローグランド皇伯爵と名乗っていたアリエスの息子
         神帝ルーンX世の弟、ルーンY世即位
              
         ロムスの息子とルーンX世の娘 結婚、この子供が後のルーンZ世

* この時点でイゾルディオとロムス、
* ルーンY世とロムスが手を組んでいる

"無血革命ーウェルド・クーデター"
"太師"イゾルディオ・クォーテスは、表世界クロス=ウェルドに為政者として決起。西部ウェルド州にて、他国への借金と、ウェルド領主の財産の不均衡を弾劾。イスカーナはそれを受理、

"無血革命ーウェルド・クーデター"を興し、イスカーナの認可の下、西十字共和同盟国を創立。

          イゾルディオ、アリエスの息子との戦いで、自らの命と引き換えの急激な老化の呪咀にかかる。それに抵抗し若返るための触を受け入れるようになる。

          イゾルディオ「この大陸の行く末を見たい 
          たとえ禁界鳳蝶 蝕蝗星の燐光にこの身を侵されようとも」

          ウェルドの民の中から優秀な人材を育成するため"鐵魂館錘麓派"魔武道の本部を建設、
          一般人の触抗力を高めるためギルド、憑翳、官政の統合理を企てる。

3129年    宗家の谺の奥深く"象牙の洞"の"蝕海霧"に対し、異界から召還した神獣"捌餓巳(ハチガミ)"を召喚、蝕海霧をすべて喰らうが、捌餓巳自身が触魔神と化しリクワイゼルを襲い、当事9歳の娘 フレニキスと共闘して、太古の神器リ=ランファの心臓器「聖陽汲杯」に封印(これで、バルシェラにホットな精神もあることにしよう、ちなみにこの器は霊王の王冠、律皇(後のコルシエル=ニアストロテス)の指輪、第二期神帝の皇錫、帝国崩壊後不明、時代を経てエルドルが剣として所有、それをリュードックに皇者の剣だとして売りつけ、ロザフィレオ三世は、己の触魔前にスェフツヒルトに禅譲、スェフツヒルトの臨終際に、オトファンテに次代の神帝に渡すようにと継がれ、若き日のルーンV世とアリエスは忍び旅で知り合った縁故に(冒険王子トライファント=ルーンが五つの旅の物語)、宗主就任に祝いで"祝杯"として送る、当事のこの神器の印象は光り輝く黄金の杯という認識であった、が後にリクワイゼルの手に渡った時これが何であるかを見抜いていた)
その器に人の形をとらせ、ゼルミオンと名づけ宗家の谺にて教育する。フレニキス、この時の俸禄として、恨み側の涙皇をリクワイゼルより賜る。

一寸薀蓄   遠呂智・・・オロチと読む

3137年 前宋主殺害、宋主殺害未遂、宋主令嬢誘拐事件。犯人はギルドの差金リマジオ

リマジオ、アリエスの捨て身の一撃で、母親の形見たる左眼を奪われる。フレニキスを誘拐

後 フレニキス、恨み側の涙皇をリマジオにみせると、リマジオの窪眼に炎の矢となって侵入し左目を形成する。

         (イスカーナ収穫祭)

リクワイゼル「やっと ヤル氣になったか・・・我が驚敬の師 イゾルディオ・・・」

3138年    海霊王の変。

3140年    "絶対権力者の乱"

太政リクワイゼル「我は崇高の座を目指し 力量を振るうにあらず
抗触への活性を促す故の 非情なまでの業力
その上に 便宜な権力が付着しているに過ぎない」

ルシャード「何故、皆、あの野鬼に惑わされ黙す・・・」


百人会議にて
議長リクワイゼル「武界の国政"なぞ"の為に
古来より受け継がれし法界の禁則を次々と侵しているのは
それを太守すべきイゾルディオである…」

ルシャード「あほう!太上を呼び捨てにするとは、何様のつもりだ!!(このひとはリクワイゼルが憑翳宗主とは知らない、知れば単身切り込んで果てている)」

リクワイゼル「(無視)・・・我が道が違うなら、ここにいる誰か、我に教授示せ。それと、こわっぱ、貴様を第二若政にしてやる。いつでも我に牙を立てに来い、俺を屠った暁には お前がこの世界を見事治めてみろ」

リジェリア「あたいも あんたに喧嘩を売ろうかな〜?」
リクワイゼル「(笑いながら)お前は 宗主 それとも
太師の座 どちらが欲しいのか 
また その二つを重ね戯れるだけか?」
リジェリア「どっちもハナっから 興味ない所が問題である」

シャスティニー「臨戦会議たる囲氣に有り得ぬ」


リクワイゼル VS リジェリア

99人と同時にイゾルディオの元へ
転送したはずのリクワイゼル
眼前にリジェリア


リジェリア「(リクワイゼルの真似)
舐めるのも
大概にせい
それ以上 
俺を前にして
傾き通さば
叩っ殺すぅ〜」

リクワイゼル、マジ切れ寸前

リジェリア「ようこそ私の赫域へ(人差し指で首を掻き切るしぐさ)」


今度はリクワイゼルの肩を
ぽん と
叩く
すかさず リクワイゼル
後ろを振り向く

リジェリア「どうだいお味の方は?」
リクワイゼル「(怒気を保ちながら)承知の技か」
リジェリアは微笑う
リクワイゼル「くどい馳走だ(表情が涼しげになる)
腹ごなしに 酔を興じてやるわい」
と腰の脇差に手をやろうとするが
とある懐の重みに気付き
リクワイゼル「(笑いながら)このアマぁ」
リジェリア「あたしゃ 剣舞は嫌いでね」

とリクワイゼルは懐の
霧尺旅巡扇を取り出せば

辺りは暗がりを覚え

二つの蛍火が浮かんでは

一つは

くるり 

くるり 



もう一つは

ふうわり 



ただ 酔いのままに 
耽り続ける



99人 VS イゾルディオ


99人 登場
イゾルィオ 確認
破壊 束縛 発狂 昏睡 催眠 焼却 石化 石破 凍結 凍破
魂滅 魂裂 肉体爆裂 洗脳 五肢列断 無快復呪詛

自然中和律
天風雷鳥逐域 獄炎冥狗煉域 地淵溟狼凍域 噴土灼竃熔域 風土双獣塵域
雷王極渦 冥王極渦 風王極渦 閻王極渦 土王極渦 水王極渦
飃将塵嵐 焔将灼嵐 嶽将裂嵐 凍将結嵐
風佐波 火佐波 氷佐波 巖佐波 
風精矢 火精矢 氷精矢 石精矢 
風精槍 火精槍 氷精槍 石精槍
風精撃 火精撃 氷精撃 石精撃


以上の魔法を一斉に唱える(佐群以上が範囲魔法)

軍団
部団
第○隊

時間が

ぴたり

皆 停止

それでも動くやつ

イゾルディオの両手の超ドアップが
目の前に




今を遡ること数拾余年前―淡光の魔哭―とよばれる月食の日。ディ・イクスィーズ・セナタァ・オフ・チェアマンズ・リボリューションと呼ばれた"太師"太公イゾルディオ=クォーテスの"絶対権力者の大乱"そして、"新ギルド"が擁した"百人会議"と呼ばれる導師クラスと彼一人との争いより。
彼の断殺魔の一場面。
(既に廃墟と化している―屋敷―の大間。イゾルディオは居座ごと―裁断の槍−ヘルサファイアン―を胸にさされて、常人ならば既に"即死"である。しかし、彼は眼前の"百人会議"唯一の生き残りを、碧色の瞳は鋭く見つめていた。が、その縛をスッと解いた)

イゾルディオ「末期・・・いや、この世界は"在"在る時点で既に滅んだ世界。お前にもそれはわかっていたはずだ・・・」
会議長リクワイゼル=ギート「・・・我 いや、全ての導師―ギルド―が、ただこの世の法則とは異なる"異界"の法力を拒んでいる、ただそれだけのこと」
イゾルディオ「今の"世界"の法では世は救えぬ。・・・人類全てが蝕に浸かされる絶禁魔界−畜王道(ディストリック)を解放するまでは・・・フッ それも叶わなんだ、か」
リクワイゼル「・・・我が師よ・・・本音を聞きたい・・・異界の力のみ世は救える。それは真実か・・・」
イゾルディオ「・・・(目を閉じる、既に"降魔"を宿した彼の瞳からは紅き雫のみが流れ落ちた)その力は"存在する"だが、その力はこの世界、人類の魂を救いはしないだろう。いや、その力こそがこの世界を不変に蝕を浸かし続けている・・・そして、世界の滅びを告げる、"奴"が生まれる・・・」
(イゾルディオは息を引き取った)

リクワイゼル 「・・・どうせ汚れてしまうなら、せいぜい美しく、華やかに舞い滅べ・・・」

乱平定の後、イゾルディオの代わりに
リクワイゼルが魔瞳の"太師"に就任
ジェネリラが太政に

リクワイゼル 「太政 胸に留めよ
汝は 何命も鏖く顧みず絶てがえ得る鬼骨
言わば人心にあるまじき凍結の獣性
故に只の暴力の渦と弾かん由縁ある期待ある器
故にその性根の殖触を夢見ては
日々それを愉悦し 勃望しておると」

この後

         "百鬼夜業"
         百鬼夜業とよばれた、「悪夢」の連続殺人事件が起きる。



余談

3148年      イスカーナ大皇国。リマジオを「天変戦犯」と公示。

         彼を排除しようとする「支配階級」派と、あくまで彼を信じる「下層民衆」派が水面下の戦いを開始する。
 
         国中で支配階級派と下層民衆派による「大戦争」の危機。
 
         「戦争」を止めるため、リマジオ自らイスカーナの首縄にかかり「公開斬首刑」になる。統治権は姉婿の息子へ

         リマジオその斬首の際、イージス自らが介錯人に出願


ジェネリラ「たしかに
かの眼に棲む業物は
法事として扱うに値する」



イージス「主の首
鮮やかに落とさねば
草民の嘆きに呼応した
大地の共振を買いかねぬ」

首が落ちる寸前 カリソメ、リマジオの心臓に転移

イージス、リマジオの首を刎ねた後
その眼球より恨み側の涙皇を取り出し
後 刑部預かりとなる
なお しばらく各地で晒された
リマジオの首は行方不明に

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