第2番「その心淡雪の如く儚き路傍花
〜盲目の結界建築師フゥの随想録より」

廃神暦 3149年
陽氣地中染みる節
シェイ=ラァ魔道学院にて


心門の名を告げたとき
一瞬 受付の婦人の動きが止まってみえた

導師フレスディルスは
初対面にして唐突に 我が正体を見抜いておられた
あのお方の話を語られたときには
この光亡き両眸にも 涙が溜まり それを流しつ

先ずその涙こそ運転できる 幻を索き例えるならば
鏡の中の自分 を御せよと老師に早速 教諭つかわされた

そして紙に師の一筆
(心門とは 心門以外の全門を
 適乙に修めることより始まれり)
と望郷に残した筈の 無念に起こされつつも
我は導師室を後にする


源霊の九柱 イスリカリィオの一界
時空 情況の変化を司る星霊
中性 真の無色 クラフレイナ
人は称し 氣 空 と呼ぶ
その裔たる現世
魔道におけるシェイ=ラァ風学門
導師 シレーヌ=ニキフェント
彼女が資書Tの扉頁に
「汝 機を練り変に応ずべし」
「固執 執着は毒とすべし」
「何よりよく笑い よく食べ よく動くべし」とある
まず初めの授業は
折り紙を机の前に立て
『乙風よ そよげ』
と式呪を正しい発音で唱え その紙を飛ばすことから始まる
まずは導師が見本をみせ 私は疑問なくそれに続いた
それを見た導師は
シレーヌ「うん、いいよ。それを十回繰り返しできたら 君はお仕舞い 
次は十三頁からだから 気が向いたら見ておいて」
ということで私は次業が準備の為 学宅に戻った

源霊の九柱 イスリカリィオの一界
調和 冷哲を司る星霊
静性 真の青 アルデミアラ
人は称し 氷 水 潮と呼ぶ
その裔たる現世
魔道におけるシェイ=ラァ水学門
導師 レイミスト=ラヴァルディーン
彼が資書Tの扉頁に
「汝 留めよ」と一言ありき
まず初めの授業は
水の入った水筒をかき回し 机の上において
『乙水よ 止め』
と式呪を正しい発音で唱え
その渦を一瞬で静止させることから始まる
まずは導師が見本をみせ 私は疑問なくそれに続いた
それを見た導師は
レイミスト「通過だ」
の一言で終え
私は次業が準備の為 若い熱気あふれる学舎を後に学宅に戻った

翌日の受講
源霊の九柱 イスリカリィオの一界
激情 力を司る星霊
動性 次の赤 ハールメニト
人は称し 火 と呼ぶ
その裔たる現世
魔道におけるシェイ=ラァ火学門
導師 リジェーラ=クレンティス
彼女が資書Tの扉頁に
「ヤルなら熱く決めろ」とありき

授業を二、三回受けてから 気付いたのだが
この受講には大抵 導師が不在である
というのもその助導師のエバンスに 委ね任せてあるらしく
初日のある頃
エバンス「さて最初の実践は
ここにある炎の酒を杯で飲みまわせ」
として皆が塩梅になるのを確認してから
『乙火よ 噴け』
と手先に意識を集めながらまじな呪い
火を指先から焚き熾せということ
それを 酔いが覚めるまで燃焼しつつ続けるらしく
まずは助導師が見本をみせ 私は疑問なくそれに続いた
それを見た助導師は
エバンス「いいだろう 次から
第三修練場のニーバックの世話になれ」
ということで 私は午後の仕事の準備に学宅に戻った

午後は御法家からの仕事である
雲修らの告げ文を受け取るため
籍所通りの私書受管所におもむいた

役員「これが、箱の鍵符だ」

と受信箱に向かいて その差し口に鍵符を入れ
『我が呼び声に応じよ』
と呪うと 果してそれは開放する
そのいくつかの書簡の中から 御塔からの依頼書を取り出し
『予めの刻印を解く』
と書に指剣の印を施すと それは開封を許した

スクロファンの博師 ロメート 危篤により
可及速やかに 指輪 を回収すべし
抵抗ある場合は極処も認める

とあり
私は『地中流通』の張描をまじな呪う為
大理石造りの学院を出て 土くれの外庭に到った



フゥはあくまで結界を 擂り込みながら建造していく設計士
副業としてギルドに所属する 博法師達の伝令を行っている
よって現在 魔道学院で呪文を学ぶ為に 学院に通う時は両眼帯をし
ギルドの使者としては猿面を覆る



今日はニーバックの姿がない

リージェラの連れてきたもの 怪鳥 石骨大鶏
投石紐を使い 眠れる石骨大鶏の尻に石つぶて
はたしてそれは

むっくり
と起き やがて

ぐぇっ けるうぅぅぅぅぐぅぅぅ
と嘶くと
リジェーラは檻を囲う 鎖を引き解き

リジェーラ「さあて 饗宴の始まりさぁ」
と云うが石骨大鶏は 地面に向かって

もうもう
と濃灰色の煙幕の息吹を 吹き始める

皆は散々に逃げるが 煙に巻かれ石化したものもいる

フウ「札を使うまでもない」
と 向こう大樹に投げ分銅を施し 木を駆け上がっていく

リジェーラ
ルカは『炎飛』で上昇

チェリオは『浮身』をまじな呪うと 大隼梟に襟首を嘴で掴まれ上昇


リリィは炎の壁で自分の周りを囲い 煙の立ち入りを防ぐ

リリィ「まぁ このままじゃ 
もたないから・・・」

と軽く石骨大鶏に2、3発『火撃』をぶつけ
突進してくる石骨大鶏
リリィに向かい息吹を吹こうと 顎を浮かせた瞬間
『炎突投槍』が石骨大鶏の 顎 をとらえ
口を貫き炎槍は天に昇り
やがて
ふっ と消える
コカトリスは痛みと衝撃で気を失い地に倒れこんだ


という所で
一先ずはこの番吟が 仕舞いにしたく御座候


第ニ番 栞吟



第三番「チェリオ日記 その一」

廃神暦 3152年 
清風明潔なる節頃
紫陽の精舎堂にて

それは それは 大きな地図が四つ
天文をみる瑠璃色の地図
地上をみる琥珀色の地図
海中をみる藍玉色の地図
地底をみる紅玉色の地図
そして その地図を微々と動く幾粒の散点

その上で ゆうらり と浮遊する
座布団に乗っかった
フレスディルス「天にあまねく星霊雲かみがみ
そのもと影響下で揺らがる 息吹くものたちよ」
肘を付き寝そべり 地図上を
ふうわり と浮かびながら
コインを弾き遊ぶ
リジェリア「いづれは質を練り
天をも貫く霊を熾すやも・・・」
地上をながめる
キーフェ「さーて この御魂が器には
いかなる添えの器が相応しいか・・・」

同年 同節
チェリオの日記より

自分の事ながら
シェイラァの魔道学院に通う
友達からのいやな 頼まれ事があっても
勇気を持って断れない所が悔しい
そんな弱虫な十五歳を 彼女はどうみてるだろう?
好意には 受けとめてないだろう
せめて彼女の お荷物にはなりたくない

友人Aは言う
「なぁ 別にこれぐらいの事 やってくれても
ええじゃろうがぁ?ああぁ」

ぐすん
なんで これぐらいの事
自分でやってくれないのだろう・・・
そして
僕は朝一番の授業から
皆の筆入れを 両腕に抱えこみ
導師レイミストの授業の始業までに
その筆入れによる
席取り役を今でも負かされている
そして
いつも前から五段目より
左から4列は男性道士
中央4列は女性道士達の
常連筆入れが既に置いてあり
無論中央には
美男と噂高い導師レイミスト
そして
左窓際にはその
授業の記録をとる助手のラスさんが居り
古典幼装ゴスロリとまで言われるラスさんの出で立ちも
違和なく映える少女で この授業の人気は学院随一だ
僕は話しかけたこともないけど・・・

導師レイミストの授業というのは
平均百二十人は超える
導師が扉を開けるまでは
大変 騒がしい大所帯で
知的で教え方も必要を得ている
導師レイミストが担当している科目にしては
卒科生の率が全講師で一番悪いという有様で
生徒は講師を選べるが
講師は生徒を選べない悲しさが そこにありえると思う
そして二学期を過ぎた頃には
このクラスは
ただ裕福な家柄に生まれ
とりあえず授業を教える人の 顔 でえらんだ
学院に遊びにきてるような方々の
都合のいい出会いの場になるのが通例ですが
彼等の親の権力が通じる地方ならともかく
唯才導管法 の行き届いた イスカーナ帝国の官僚ともなると
その身分をあえて度外視しての採用となり
可也の実力を身に付けないと入れないのは
あのロムス皇侯爵の外孫にして
プロファジース都督ニーヴェルリング伯の子女
何故に僕の従姉弟で こうも才能に差があるのだろう…
その フローネ嬢の栄光ある血筋にして
日々修練を積まれている実態が みえていないのしょうね
だから商家の流行り歌に
「貴族とは見栄のドレスを纏い 
腐鉛を塗り固めた化粧を 無能な皮膚に張り付け
麻薬で溶けかかった生ける骸骨
あとは脂が有無のみの話」
とあるように ただ 鼻白み笑うしか出来ないのです

《ロムス(かつてのラウス時代が地方豪士の裔子に牙はなき、
良きかな良きかな》
ロムスはシェイ=ラァの賢士院で 賢師の称号を得ている

僕の通う剣術道場の先生が 数日前から行方不明でして
剣兵術協会から 代行の師範が今日から来るらしく
あまりどなり散らす方が 来なければいいと思っています


空から鷹馬に乗って登場
迷彩色の服に 黒の革帷子を装い
軍刀を腰に佩いている
蒼髪黒眸 右目に眼帯の
勝氣そうな顔立ちのお姉さん といった所

エネッタ「なんだい?それじゃ
アンタ軽く死ぬよ?」


僕に構わないで


チェリオ「向っていくのは、怖い・・・。でも
痛い目にあうのはもっといやだ」

エネッタ「はっ
怖い相手が消えるまで
とことん
剣撃をたたみかけてやるのさ」


英霊刀の中に 霊宿る銘刀ありき
とくに秀逸な霊刀は 主を理解し
傷つけることがないのが聖霊刀
介さない凶刃こそ
妖魔刀と云われている
かの閃輝流星群チジンバンナは
その技の形態から名づけられた
的標の魂散るまで 留まらぬ剣舞の器
彼の改武御剣 オトファンテが 御剣 たる由縁

エネッタ「よし明日は休みだ」

エネッタ「ただし チェリオ
お前は補修だ
明朝一の鐘にここに集合 以上」


エネッタ「幾億の型を仕込むのは 
こっちの拝領さ
その後は すっかり型を忘れて 
吾儘に打ち込んでみな」

エネッタ「そんな守りに入った
固々の動きじゃ 軽く死ぬよ?」

と葛篭を蹴倒し 中から骨壷が
ころころ
転げ出てくる

そして つぼの中から
黒い煙が
しゅう しゅう

中から人骨
いや
こ これは
妖怪の骸骨に
妖怪の死霊を取り憑かせ
人形の様に操る 陰系死霊術
操骨怪兵ではないですか!

崩れた骨を
別の骨兵達が次々とひろい
ぱきり
とそその骨を折って
槍にみたてて 僕に改め迫る


チェリオ「こ、殺されるぅぅ」
エネッタ「当たり前だ」


僕は自然後ずさり
愛鳥コロシャを召喚しようと
氣を転じ 詠唱に入ろうとしたが
喉が乾きすぎた為か 焼けるように痛く
そのまま腰砕けに 転倒してしまった
そして 骨兵の群れは 攻め合いの間に入ると
颯々
と刺突の連撃を繰り出し
幾つかの骨槍が 私の胸を貫いていく

ずぶり
ずぶり





(日記はここまで
これより客観に述べる)


うううううううう
あぁぁぁぁ
がぁぁぁ

その 叫びに呼応するかのごとく
チェリオの腕が 黒鉄を帯び
幾刃を付け備えた 凶器と化す


キエチマエバィィ

スベテェェガナァァァ


すでに正気の沙汰無き
チェリオの一刀足に 瘴動が込上げ
胸に槍の突き刺さるまま 骨兵に歩み寄り

その頭蓋
そしてチェリオが掌爪の触れる所
どこからでも

ばきばき

と素手で砕いては
屠り潰して 蹂躙してゆく

そして

ゆらり

次に

ニターリ

とエネッタを狂氣の視線で絡み揚げる

エネッタは微笑う

エネッタ「触で膿んだ硬氣が身に付いてるね
日頃から外傷への氣配りよりの賜物って所かしら
心の淵で錆び付いてる 生死が識色の匂いがするよ・・・」

と チェリオの己の唇を重ね
チェリオは その突然に 元の姿に解かれ気絶

エネッタはチェリオから剣をとりあげ
その身を己の唇にあてがい滑らす
刀身に深紅が一筋
エネッタ「更なる新化に目覚めな 空駆ける香輪の剣
そう 目の前に転がってるのが あんたの新しい主さ」

すると剣は刹那 深紫の光を放つ

エネッタ「そう・・・でも これは必然とした調和に
組まれた宿命 だから素直に奉公なさい・・・」

エネッタ(もはや別人)「これは
かの異態と拘わりて
あの御仁に 一太刀 ほど浴びせられる逸品だからね
解った?楽しめるでしょ・・・」


(そしてその凶悪なまでの野性の本質こそ、素直に目覚めやがったら、
もっと、昂くイけるクチなんだけどね)


(ふたたび日記にもどる)

僕は何故か生きている

 傷一つ無く
 
 あたりは夜も更け始め 僕は帰路に急ぐ

家政婦長のヴェネザが
 僕の汚れた身なりを やや冷ややかに一瞥しながらも
 裏口より入れてくれた

密かに 使用人の控え室で着替えをすませ
 叔父様の書斎に向う
 
 テリーオ「うむ チェリオか よしよし 祈りはすませたな?」
 チェリオ「いえ 練武に身が入りすぎて 気が付けばこの時間に」
 テリーオ「ふむ 食事の支度がすむまでには
 御先祖様方への祈祷をささげるのじゃぞ」

皇国騎士団 第十二支団コルイスカナ三州騎士団長リッセンヒルト(コルイスカーナ国丞が私団長の名誉号で県領所有)=アローユスミンテ皇子爵=ジョージ=キーツ

チェリオの先祖で第二期宮廷貴族で趣味が剣術と御新香

(ここはシェイ=ラァのキーツ家の別邸で
   次男テリーオが特別騎士留修としてシェイ=ラァに在留している)

チェリオの親父はリッセンヒルト=ニックピクス皇子爵=キーツ 母はニックピクス皇子爵夫人=スコレア=キーツ

扉を ばたり

テリーオ「(年代物のパイプを拭きながら)

生来の優しさからか何かしら 気を揉ませおるが

ようやく 皇国を奏でる指揮官として 眼が出て来きおったかな」

後日 エネッタ師範代は
 やはり見に来ていた幾人の野次馬からの流言よりも先に
 行き過ぎた指導をしたと 自ら協会に辞表を提出したとかで
 その消息は外野に消えていったらしい
 次の日からもはや
 その姿を見ることはなかった…

という所で
 一先ずはこの番吟が 仕舞いにしたく御座候




第五番「刀盗狒々」
廃神暦 3152年
清風明潔なる節頃
シェイ・ラア流民区 無宿人酒場にて

英霊刀 という
持ち主の能力に応じ
切れ味が 成長 する剣があり
霊刀術の達人ともなると
幽霊 をも切り裂くと言われている

スカラベ「そうなんや 四年前のジークマイト記念展のお宝
オトファンテの英霊刀「千刃(チジン)曼荼(バンナ)魁山」
が運び出された山路の折に 何者かに襲われ
行方不明になったあれのことや」

ラヴィーザ「なるほど 相手は猿のバケモノ
なら あれを使ってみるか」

狒々坊主達は大抵 衣類や武器を隊商を襲って手に入れる他
戦場で拾ったりしている

狒々坊主達が用心棒の“先生”登場

“先生”「ドゥレ ヨカロウ・・・」

エイク「うーむ こいつは・・・」

ぼろぼろの細袖着流し
腰に打刀
下唇に
木の枝を突き刺している

“先生”「剣ノ振レハ 心ノ振レ
     唯 尋常デアレ」

ラヴィーザ「こ、このエテ公・・・」

“先生”「マァ 落チ着ケ 小童」

“先生”と呼ばれた狒々坊主は
呪のこもった石つぶてを割り断ち
ながらラヴィーザに向かってくる

ラヴィーザ「石撃を切った?」

エイク「たしかにあの
    改武御剣が手にした英霊刀
    ならありうる」

取られた相手が狒々坊主
小物と言えど名刀を所有し
腕を鍛えており かなりてこずる 

が やがて 川を挟んでエイクと挟み撃ちに

ラヴィーザは背負い 袋を地に放り川の中に
“先生”は蜻蛉の型に構え直す

“先生” 二分魂+ブラインド・ソード+ミラーで
エイクとラヴィーザの挟み撃ちを撃破

“先生”「憑翳ノ一津 鏡相身ノ意ヲ得ルモノ
     月影ヲ背ニ 敵ニ向カイ斬ルトキ
     我ガ影 相向コウニ働キテ
     対身ヲ表シ ソレを斬ル様ヲ覚エル」

(開眼始者 四代目憑翳流宗主 ウィドウ=ゴルニクスが伝書の一節より)

“先生”「憑翳流 教ワルニ非ズ 目覚メ
     芯ニ達スルノミ・・・」

ラヴィーザ「だけど お前はエテ公だろ」

エイク「いや、かんけーねぇ・・んだろ」

と流血する横腹を押さえながら二人とも倒れ 川に流され
下流で水汲みに来ていた 少年達に岸に揚げられる

エイクは腰下げ小袋がら

長草 オオヨモギ 綿

の種を取り出し(まじない)いを施し

緑帯 傷当て 綿

に変え其々の傷に施す

エイク「ふう、どうする」

ラヴィーザ「うー あとはアレにうまく掛かれば
      イチコロなんだけどな」

エイク「ん 何が仕組んだのか?」

ラヴィーザ「ああ 相手がエテ公って解ってたから
      大道芸のグラっさんの所で
      猿酒の固形素を売ってもらってな」

ラヴィーザの表情が怪しい笑みになる

ラヴィーザ「そいつに無味無臭の呪い入りの
      痺れ茸の絞粉を仕込んだのさ」

エイク「お楽しみは 翌朝って訳か・・・」

夜の宴

“親分”「マァ マァ センセー」

“先生”「ウム」

と腰の剣に目がいき

“先生”「コノ剣ヲタズサエ 日々暮ラセバ
     吾ラガ獣性ヲ フト 顧ミルイタル」

といって杯をグイ飲む

“先生”「今ハタダ 剣 赴クママ
     静カニ此ノ身ヲ 浮カバセル日々」

と酒瓶に手をやる

宴は夜通し続いた

そして翌朝 先生や親分の動けないボナンゾ岳の狒々どもは
あっけなくラヴィーザ一行に退治されたのであった
ラヴィーザ「剣が・・・ない」

と いう所で
一先ずはこの番吟が 仕舞いにしたく御座候



第五番  栞吟


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