"カタストロフィク=イコール=セイバー −遠き時代の彼方− "

星神は人を創られる
星神は罪を創られる

人はその罪で
異形を造ってしまった

その衣は       見目良き若者の極めども

その魂は       伝説の島の人魚の長の肝

その髪は       黄金の郷よりいずる妖精

その瞳は       悟りの怪猫の見識に偽りの生者の眼

呪いの美女の魔膀に 幾多の妖怪の眼力

その拳は   金剛の玉石   異世の飛石  ユイイツムニ
その賢は   天地の大悟   全情の仁海  ムジョウシン
その血は   星神触魄(アク)魔の王  世界の大樹  ユイドクソン
その命は   高貴なる不死鳥 下衆なる水化物 ムゲンノセイ

異形は 己の心を殺し

人に仕える

人は  その力に敬し

存在を忌んだ

やがて時を得

異形は

武勇誇りし獅子星神の剣を承けたり

自由の意志を持って

闇を暗躍して

光を育む 人が産んだ星神として

いや 人の産める人として






一章

雷轟−そのコは暗雲立ちこめ乱舞する篭りの月 災いの日に現れいずれた
そのコの父親はリスティオス=ウェードなる旅の破魔法術師
母親は 不定形成る水妖族の王女ヴィーナ
遠い異国の大陸の令嬢と旅の絵描き師はその不釣合いの環境を知った上で結ばれた
そして リスティオスは家を受け継ぎ"伯爵"となり
そのコも"名家"としての寵愛を受ける筈の御子であった



その子は産まれた時に 産声を揚げなかった…

特別に施された部屋には産後の疲労と安堵のためとはいえ静かだった
そして床には何故か母体を寝かせている産台に 白い割烹着の産婆が卒倒していた
やがて産台からドロリとミズと"ヘドロような液体に包まれた
生きている臓腑"が流れ落ちてきた 産台上のヴィーナは
虚ろな目で緋色の床で自分が吐き出した腐液をすする臓腑を見つめ
その口もとに微笑が浮かばせながら言った
「この子は私の負の性質−生物としては生きれない環境−のみを受け継いだらしい
やはり人との間には なにかしら無理は生じるのね」
と彼女が言い終えると同時に 壁にもたれ掛かっていた仕女は
そのまま四つん這いでドアを押し開け
伯爵の名を何度も繰り返し呼びながら 彼の個室へと駆けていった
子女がドアを叩きながら入っていくと その部屋は薄暗かった
仕女は一瞬動作が止まった
伯爵は闇精霊のさんざめく部屋の中背を向け 窓の向こうで荒れている風星神のうなりを静
かに聞いている様子であった
仕女はその腰まである紅玉のような 緋き髪はいつ見ても目を奪われてしまいそうになる
が伯爵はそれにもまして 血色のいい陽天色の肌が印象的な筈の 今は異様に白々と映って見えた
仕女の目に一瞬疑惑の色が浮かんだが それでも仕女は事の次第をまくしたてると
伯爵はゆっくりと振り向いた その伯爵の双膀を見た刹那
彼女の脳に蒼い稲妻が走り 悟った
昔伯爵が冒鋒者と呼ばれている 旅人だった時代に
夜な夜な高貴なる婦人を絡め捕る 闇に映える紅き目に裏付けられた
"夜の帝王"と呼ばれていた 張本人であった事を
噂は真実だったのだと そして 氣が付けば
自らの唇を伯爵に捧げていたことも…
伯爵はゆっくりとその呪縛を解き放ちながら 彼女にささやいた
「ヴィーナに伝えて下さい 捨てなさいそんな汚物は
貴方もはやく忘れることです
私は一人の女性として貴方を愛しているのです それ以上何を望もうかと」
伯爵は彼女が無言でゆっくりドアを閉めるのを見届けると
無表情で窓の方を向き直す
そして 窓の向こうの荒ぶる神との会話をしているのかのごとく
独り言を言い始める

「フッ私の子だと言うなら どんな姿形でも死ぬことはないでしょう
いや 死なせてはくれないのです 我が主の呪縛−獅子星神とその一族の滅亡−の解けぬ限りは…
古の破魔法師に 人 にまで落とされたこの身とはいえ
この 私の魔族の血が流れている限りは…」

大陸全土に吹き荒れるまでの大いなる嵐が諌められるまで6日も費やした時のこと…
そして その一年後に戦災で両親と下半身を失った
まだ 髪の毛も生え育っていない赤子を伯爵が拾って帰って来るのてあった
その子はイーマと名付けられた
その子は実の両親に養子として育てられた

メリカ=リスティオス=フォン=ウェード
冒鋒者時代はリスティと呼ばれ破魔法術を学び 5 6名の仲間と供に旅を続けていた
そしてこの夜の触魄(アク)の全てを司る魔王とその軍団 降魔神軍と遭遇
魔王を追って この地−西にあると言われる混沌の大陸−に足を踏み入れた
自分達とは異なる世界の聖王であった 英雄の導きにより 魔王を討ち果たして 世に知られるようになったのである
しかしリスティはその途中でヴィーナに出会い魔王討伐の道を断念したのであるが
後に自国に戻った聖王の意志の後継者となったのが 自分達の仲間であった聖騎士ブレイハルトであった
そして彼が−法王−となり国を興した際 宮廷破魔法術師として召し抱えられたのであった
性格は温厚であった無欲であまり宮廷内にいることが少なく いたとしても半日もなかった
それというのも彼は人物の伝記をまとめているとかで諸国を回っているか 自宅に閉じ込もっているかの繰り返しだったと言われている
しかし 彼が下半身が不具の養子を引き取ってから 最近は家には頻繁に出入りしているらしい
そして その数年後 法王のもとにかつての戦友が珍しく城に立ち寄ってきたときのこと…
その戦士は2米はゆうに越えていた
法王の御前だというのに腕を組み 口元に不敵な微笑を讃え
仁王立ちになって玉座の主を見据えている
その尊大な態度を 細目で眺めている回りの家来衆は
王自らのその男に無礼の許諾があったとはいえ
はたしてその戦士に礼節をわきまえるよう嗜めることが可能であっただろうか
彼の名はかつての王の旅仲間 天下無双の豪傑
世に言う"永遠の剛戦士"リューク=スーズ
その太刀裁きは 武勲誉れ高き王に並ぶと言われ
赤毛の戦士は重低音響く声で低くうなるように言った
「タナカよぉ…最近町歩いていると よく お前の部下が強いと聞くぜ」
玉座に肘を付いていたブレイハルトも 微笑を浮かべながら口を開いた
「ようするに戦いにきたと言う訳か」
リュークは小首を傾げる その ゴキッゴキッ という音が玉間に響く
「んー…お前でもいいんだが もう年だろうし
そうやって椅子に座っている間に 俺との差が一段と開いてそうだからな」
ブレイハルトはしばしの沈黙の後 護兵の一人に向かってこう言った
「"獅子奮迅"のレッカを呼んでこい」
リュークはその通り過ぎようとした護兵の後ろ衿を掴んで止めた
あわれな護兵は体が宙に浮き 尻から床に着いた
「あいつは駄目だ 今右腕が折れていて暫く使いものにならない
さっき俺が見舞いに行ってやった」
その同時刻 ここから3つ国を越した とある武家屋敷から
大衆の酒場である男との腕相撲のさい 負傷して丸太のような右腕に当て木をした
髭面男のくしゃみがあったとか
「…そういえば…おいタナカ!!お前は"疾風の"リチャードという男を飼っているそうではないかぁ」
ブレイハルトの眉がつり上がった 「たしか…リスティオスの屋敷に…」
といって手で口をふさぐ しかし リュークは聞きのがしてはいなかった
「ほぉリスティ君のおうちにねえぇ こいつは二兎追うものは一つの石で…なんたらだ なら
もうここに用はねえ」
といってガチャガチャと板金鎧の音を立てながらリュークは走って行った
その時 ブレイハルトは両手を組んで天に祈った

イーマは己の下半身を完全に自分の精氣操作で動かせるようなっていた
そして 外見は月日は5年しかたっていないと言うのに 17 18の青年のものだった
今は父リスティオスに礼儀と破魔法そしてリスティオスの友でもある
前線で指揮をとり戦っている歴戦の勇士リチャードに剣技をを教えてもらっている毎日であった
リチャードはイーマの上達ぶりに驚きを感じていた
この子はカルクレアーの13歳という 最小聖騎士授与の記録を確実に抜くな
末が楽しみ かつ 恐ろしいものだ…
と 感慨にふけっている所に"氣"が後ろに流れ始めた
後ろを振り向きリチャードの方は その赤髪の戦士が誰かをよく知っていた
先にリュークの方が背の蛮剣(バスタード)を抜き放ちながら口を開いた
「リチャードだな…許可はある…俺と戦え」
リチャードはイーマからリュークへとスラリと剣先を向き直した
「噂通りの方ですね…」
といってリュークの斜め頭上に飛び上がり 広刃剣(ブロード)を天にかざし
宙で半円を描きつつ リュークの頭部めがけ降ろした
リュークは頭上で横真一文字に構え受け止めようとしたがうめく
「…姿が見えん!」
と思ったが刹那 リュークは剣を懐を護るようにして構え変えた
ガッッ
刃のぶつかり鈍くきしむ音が響く
リチャードはその身の軽さを利用して一瞬リュークの動作が止まった隙に着地し
その反転でリュークの懐に跳び込んだ ある普通の手練程度なら今ごろ腹部を貫かれていたところだろう
リチャードは1歩半の間合いでさがった
リュークは微笑った 「なるほど…疾風か…だが 俺はそれを知っているぞ」
リチャードは無言で構え直した リュークは半足半歩で踏み込みつつ 太刀を片手で袈裟がけに振り降ろす
リチャードはその剣を受け止めながら身を その太刀筋と平行に並ぶようにして体を反らす
リチャードはリュークの背を見る格好になる事を読み 剣を振りはなっていた

シュッ…ブチッキーン カランカラン

リュークはもう片方の手の盾を捨てながら 鞘を掴みつつ
背中に背負っている鞘と吊り革の間の止め金を弾き飛ばし鞘で剣を受け止めていた
そして 宙に遊んだ剣を返し逆の懐−鞘を持っている腕の方−から
後ろのリチャードの懐を狙った リチャードは後ろに跳びずさった
ヒュッ…ザッ
床に血が飛び散った
リュークは腹部に紅き線がにじみでている リチャードの方へと向いた
リチャードは腹部を押えながら口を開いた
「この私も…リュークを越えることは出来なかったか…師と同じく」
リュークは剣を鞘に閉まってそれを右手に持ちながら リチャードになにか言おうとした

が リュークは突然 後ろに振り返り鞘ごと構える


ガッッッ キキキキーン

イーマがその手に持っていた木刀を振り降ろしていたのだ!!
リュークは思った
いつこの小僧に後ろを盗られていたのだ?
リュークは力で押し返そうとした

ピピッ パキーン!

鉄製の鞘が砕けた!!

すると刃が露になったリュークの剣が黄光に輝き始めた

「!?…違うぞ天狼!!」

バキーン ドッ

しかし体はすでに攻撃に入っていた
リューク そして世を揺さぶる−陽の聖剣−天喰狼刀−はそのまま押し返して刃を砕いていた
イーマはその弾みで地面に ドッ としりもちを突く
リュークはもうためらわず 天喰狼 を縦真っぷたつに振り降ろしていた
シャッ
とイーマの体が雷光に打たれた 大木の様に真っ二つに裂けた
が 瞬時に ピタリ と体がくっつき そして再生された
イーマは剣を構え直し リュークをにらみ突けている
リュークは息を切らしながられて言った
「な なんじゃこいつは…」
リチャードも腹部を押えながら リュークに近づいて言った
「私もあんな がさつ で ぶっきらぼう な太刀回りを教えた覚えは…」
ゴツッ
「…あれは俺の太刀筋の真似だ そうじゃなくて 誰なんだと聞いているのだ…」
「リスティオス伯爵の子だ」
そうリチャードが言うと リュークは剣を下げた
「ふん 世の中にはいろんな奇術があるものだな…あいつの息子らしい」
といってリュークは微笑って イーマに手を差しだした
警戒していた イーマも フンと笑ってリュークに手を伸ばす
リュークはどうやらこのコゾーは父親よりは話の解るらしい奴だなと感じた



二章

「よくもまあ これだけの魔導師達を集めたものだな」
「ククク 結局は正悪を越えてまで 輝神を実現しようとする
もの好きな連中の集まり なのですよ」
光の全く途絶えた空間
祈り続けられる数十体のうごめく影
そして宙に浮かんだ曼陀羅の中心で
そのコは泣いていた
やがて その曼陀羅の中に
幾多無数の光−命−が次々と取り込まれていく
次々と次々と…

「…よって 准侍祭イーマはセヴィリオス=ウェードと戒名し
ブレイハルト神聖国神聖聖騎士団の一員として加える 以上」

と 壇上のブレイハルト陛下から文様の刻み込まれた肩当てを易ると
−月桂樹の間−全体に拍手の渦が巻き興った
イーマ いや セヴィリオス は父親仕込みの礼をわきまえながら靜々と会場を出ていった
セヴィリオス はこれから行わなければならない 幾つかの面倒な手続きの事を考えると頭が痛くなってきた
大陸暦6年史上初の最年少聖騎士の誕生である
剣技においては正直言って 宮廷内には6歳にして もはや彼に叶うものがいなくなった
師リチャードにも後を一歩も譲らないし 大陸にいる強いと言われる怪物種は征伐し尽くていした
しかし 破魔法については まだ開発の余地があったのだが
セヴィリオスは破魔法よりも 鍛えぬかれた剣技の方が強いと思い
現にセヴィリオス 相手の破魔法使いが呪文を唱えるよりも先に行動し
その体を真二つに出来るので破魔法を唱えるだけの力があった
「この国を出て リュークの様に自由戦士になろうかな…」
と考え始めるようになっていた
ただ 1年前にリュークが自分に言った言葉が引っかかっていた
「俺は 大陸一の戦士にならんが為 戦いを求めて旅をする
しかし それは俺が戦士だからだ よく解らねぇが お前は何か違う匂いがするぜ!」と


大陸前歴
10000年 
"不死身の鳳"伝説 星神話から消滅
大陸暦 1年 サンソレオ軍アホンダウラ降魔神軍に勝利
リスティオスとヴィーナの間に上半身のみの奇形児イーマが生まれる
イーマに下半身を付けられる(実はイーマの体はもう脳以外は総ての生物妖怪の寄
せ集めで創られた−完全人型戦闘キメラ−になっていたこれも当時のマッドサイエンティ
スト達の暗黙の実験道具として扱われたからである実験は成功し過ぎたイーマは魔族の血
を引く故にアホンダウラの血でさえその体にとりこんでしまったその無限の力を…)
ブレイハルト神聖国創立
イーマ VS リューク
これ以後シーマはリュークの太刀筋が基本となる
イーマ"倒竜者(ドラゴン=スレイヤー)"の称号を得る
6  王妃スザンナ 降魔神軍の残党に襲撃される イーマこれを撃退する
イーマ異例の最年少聖騎士に任命されるセヴィリオスと戒名
セヴィリオス6歳カルクレアー14歳の御前試合

セヴィリオスとカルクレアー義兄弟となる
セヴィリオス公家クラン=アスクート=ブレイハルトと婚約
セヴィリオスブレイハルト神聖国を去り剣魔バルツカッゼルに預けられるこのとき9
つにも満たしていなかったとか…
10 四代目破魔剣聖セヴィリオス=ウェード誕生
10〜18  "セ=ス"と名乗り世界修行
カハリの巨傀と"鳳"事件
18  サディ達率いるメンバーが躍動し始める
ソハナにセイバーなる野党が出没
サディ達 野党狩りにくるそれを鼻であしらう(アルジオスの剣撃に対してあぐら座りで扇
子で受け止め力でフッ飛ばしたり…)
セイバー サディ達の中に"標的"ウォーラを発見
セイバーウォーラに夜這いをかける が余裕をかましすぎて撃退される
セイバー ラカンパネラ軍を一撃で始末する
セイバーセヴィリオスとしてエリックの見舞いに行く
リスティオス リフィラムに覚醒 ヴィーナ衝撃の為 死去
ソハナ リフィラムの手により陥落
セイバー VS リフィラム 親子の対決セイバー勝利
アホンダウラ VS バルツカッゼル セイバー チェスタ
破魔剣聖側の勝利 しかしセイバーの消息が途絶える
ブレイハルト神聖国 プラタニティ死去
カルクレアー 枢機卿に就任
ブレイハルト神聖国にタトラートからロベリアルという男がやって来て宮廷最高魔導師に
就任
19  ブレイハルト神聖国 ロベリアルの力により西大陸北部統一
20 撃墜機兵出現 ヒムロ=オニガミ死亡
チェスタ魔界都市にて記憶を失ったセイバーの居場所(ロベリアル)を知るため魔王と謁
見する
追撃機兵 VS 連合集団 撃墜機兵の
勝利(ウェーズ ロベリアル ラカンパネラ バルカッゼル)
上記の撃墜機兵になんと!5代目破魔剣聖チェスタ
キッズ勝利
サディ生死不明(裏設定ではウォーラ=シリアであった
そしてシリアは消滅したはずのウォーラとなってロベリア ルことセイバーといずこに消
えていく)
21 冒鋒者セイバー "大河の沐眠"時代始まる
240 セイバー  ウォーラの元を突然去る 堕眠時代終結
あんたに詫びはない
俺はあんたに魂(こころ)を預けた時点で
あんたは俺自身の宿命だから
セイバー地獄に落ちて悪魔108匹と戦う
同年天界にて天使と戯れの時を過ごす
セイバー ハルノア龍帝に謁見
241 セイバーの聖泉神界にてリーゲンを見つける
245 セイバー 突如異世界に飛び"島原の乱"に参加

ミヤモトの建立したアカラナータの木像に

異界の11面神 ボアラナンゾン=ギアが憑依

ミヤモト 魔神に憑依される

セイバー VS ギア セイバー勝利

ミヤモトの体からギアを放り出すが、ギア自神を取り逃がす
254 エミリオにてジュピターという国が興る
セイバー ジュピター解放軍に助勢しマルド平原の戦いにて悪霊軍団を孤軍楽勝で全滅さ
せる
セイバー平原の戦い終結後野に下る

ハルノア龍帝リアンフル崩御
569  寿命
幾歳月 臨終











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